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顎関節症ってどんな病気「口が開かない・顎が鳴る・顎が痛む」
顎関節症の定義
「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」
(日本顎関節学会「顎関節症の定義」)
「あごが鳴る」、「あごが痛む」、「口が開かない」、これが顎関節症の3大症状です。
顎関節症は肩こり、頭痛、めまい、腰痛などの多くの不定愁訴と非常に関係が深いです。
顎関節症が改善されると不定愁訴が改善されることが多いです。
あごが鳴るのは、ほとんどの人が持っている症状といってもよいと思いますが、音が大きい人や気になる人はマウスピースなどで音は小さくすることが可能です。
顎の痛みと開口障害は治療したほうがいいのですがこの症状は顎関節症に特有なものではありません。
たとえば親不知の周りに炎症が起きると口を大きく開けるときに頬の筋肉に痛みが走るために口を開けにくくなります。
顎関節症では炎症は起きませんのでこれは顎関節症ではありません。
本人が感じる症状は顎関節症に非常に似通っています。
顎関節症の確定診断をする為にはこのような似た症状を起こす他の病気ではないかとを調べる必要があります。
炎症が治まれば口が開かない症状がだんだん開いてきます。
人に聞こえるぐらいの顎の音はマウスピースでかなり音を小さくすることが可能です。
下あごの位置を操作することで口が開けやすくなり音が同時に小さくなります。
大学病院で手術しなければ治らないといわれても決してあきらめないでください。
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