本文

『食いしばり』の症状について

食いしばりとは何ですか。

食いしばりに気が付かない人が大勢います。

歯と歯を非常に強い力でこすり付けたりかみしめたりすることをいいます。

「寝ている時、私は口を開いて寝ています。」という方がいます。

しかしすべての人が何らかのかたちで必ず食いしばっています。

頭痛、肩こり、腰痛、めまい、息苦しさ不眠、手足のしびれその他病院に行っても異常なしというありとあらゆる病気が食いしばりを止めれば解決します。

自分が食いしばっているかの判定

代用的なもの4つ上げると
  • 肩こり首筋がいつも凝っている
  • どこの病院へ行っても異常なし
  • 朝起きたら頭が痛い、身体がだるい、口が開きづらくて食事がしづらい。
  • 昼も眠くて良く熟睡できない。

食いしばりによる口腔内に現れる症状

食いしばることにより歯と歯にものすごい大きな力が加わりそれの代償が大きなコブとなって現れます。

当然食いしばらなくなるとコブは小さくなります。

コブがある人は食いしばっていると思ってください。


1写真のように舌に歯型がついています。

ものすごい力で舌を歯に押してついたものです。


下の歯がすり減って平らになっています。

これは歯ぎしりによってなったものです。


頬粘膜にスジが走っています。

寝ている時に力が入り形がつきました。


激しい歯ぎしりにより歯の根元が減ってきました。

この状態になると歯がしみやすくなります。


食いしばりは夜だけでなく昼もやっています

歯周病の重症度が咬みしめの時間に関連。咬みしめは睡眠時より起床時の方が長い。

歯周病は歯周病原細菌による感染が原因だと考えられているが、口腔内への清掃状態が良くならないケースもあり、その全ての原因は未だに分かっていない。

研究者の中には、歯周病に夜間の歯ぎしりが関連しているという意見もあるが、実際の咬みしめを長時間記録することが出来ずアンケート調査等でしか情報を得られなかったため解明されないままのようだった。

そんな中、岡山大学病院咬合・義歯補綴科の加藤聖也医員と予防歯科の江國大輔准教授らの研究グループが、独自開発した長時間記録装置を用い、くいしばりや歯ぎしりといった昼夜の咬みしめが歯周病の重症度に関連していることを発表した。

研究グループは、頬に記録用の電極を貼ることで、咬みしめをしたときに頬の筋肉から発生する微弱な電気を記録する携帯型の24時間記録装置を開発。

その装置を用い昼夜の無意識の咬みしめを検査した。

その結果、日中、目が覚めている状態にもかかわらず歯周病が重度な人は1時間あたり平均6.2分間も無意識に強く咬みしめていることが判明。

それに比べ、歯周病が軽度な人は1時間あたり平均1.4分間で歯周病の重症度が咬みしめに関連していることがわかった。

また睡眠時では、歯周病が重度な人は1時間で平均2.5分間、軽度な人は平均0.7分間咬みしめており、昼間より夜間の方が咬みしめの時間が短いことがわかった。

咬みしめというと、睡眠中の歯ぎしりが連想されるかもしれないが、今回の研究で歯ぎしりの自覚が実際の咬みしめと一致していないことが分かったことも大きい。

岡山大学病院
咬合・義歯補綴科
加藤 聖也 医員

Dentalism News & Topics より引用


[関連記事]


顎関節症治療の流れ

顎関節症治療の費用

お気軽にご相談ください

▼スマホの方はコチラをタッチして「発信」を押すと電話が掛かります▼